広島行ってきたよ!(後篇)|日本の インスタグラマー コミュニティ IGersJP
どもえんぞうです。昨日に引き続き広島レポです。
今日は完全に旅行記です。
よく食べよく飲みたらふくでチェックアウト12時って言うから遠慮無く11時位まで寝てました(笑)
良いお天気です。今日は平和記念公園と資料館に行こうと決めていました。
既に紅葉が始まっているのですね。行楽日和の清々しい気候です。太田川沿いに慰霊のモニュメントを参拝しながら散歩しました。
多くの観光客や遠足、修学旅行かな?の子どもたちで賑を見せていました。
テレビでしか見たことありませんでしたが、実際に訪れてみると全然印象が異なるものです。
これはえんぞう個人が思ったことですが、まず美しい場所だな、魅力的な場所だな、という思いを抱きました。
広大な敷地、美しい緑、広い空、周囲は川に囲まれた、それと知らなければ大変に贅沢な公園緑地です。
ときおり誰かが突いた平和の鐘の余韻が空に吸い込まれていきます。
地元の小学生が千羽鶴を収めていました。合唱の歌声が聴こえます。
戦後70年が経ち、もはやここは反戦信仰や平和信仰の聖地に成熟しているのかもしれません。
資料館に移動します。
入館料50円・・・(ゼロ一個増やしてもいいと思ったw)
多くは実際に現地で見ていただくのがいいと思いますが、ちょっとだけ。
こうして規模の大きい模型を眼前にすると、非常に良く理解できます。
表現に一部語弊があるのは承知ですけれども、数秒で街ひとつ、7万人の命と一緒に消し飛んだのですね。
原爆由来での死亡者は14万人程度と言われています。放射能に拠る様々な被害はご存知の通りです。
ガイドの方が10分おきくらいかな、説明をしてくださいます。気になった部分を補いつつざっくり話します。
※以下は厳密な資料を参照してません。
原爆は地上600mで爆発、火球は280m程。爆心地に近いエリアでは中性子線被曝で即死、次いで核爆発に依り地表温度数千度が数秒間続き多くの人が死に(2Km先でも閃光に拠る火傷があったそう)、直後に衝撃波が襲い、建物等の倒壊で多くの人が死んだそうです。やがて火災が市中を襲い、また多くの人が死んだそうです。火災に拠る煙等の影響で広島の街は闇に包まれ、その中を生存者が彷徨ったそうです。(文中「死ぬ」と敢えて表現していますご容赦を。)
しかし被曝3日後には広電が区間を限定して運行を再開。運転手(女学生)はつり銭の入っていないカバンを手渡され、持ってない人からは取るなと言われたそうです。広電の運行再開は未だいったい自分や広島に何が起きたのか分からず絶望のさなかにあった人々を勇気づけたそうです。だから、広島の人々は路面電車が好きなのだろうと言われているそうです。
3ヶ月後に被爆直後のパノラマ写真が撮られ、それが展示されていますが、写真内の学校では既に授業が再開されていたそうです。
そんな話を伺って、数々の資料を見て、資料館を出るやいなや号泣してしまいました。
戦争がいいとかわるいとか核がどうとかそういう議論ではなくてもう少し根源的なものだったと思います。
虚無感というか。悲しいとしか言えないのですね。
正義とか悪とかではないんです。それすらなくなっちゃう感覚です。何も無くなっちゃうということ。
家族や恋人や友達や家や学校や会社や公園なりスーパーなり、暮らしそのものが数秒で無くなっちゃうということ。
人類は合理的に効率的にヒロシマ・ナガサキの数千倍の威力でもって無の去来を遂行できる様になっちゃってるんですね。
一方で、
人類は2度パンドラの箱を開けてしまって、これは希望的観測でしかありませんが、恐らく、取り返しの付かない事をしたな、と悟ったんじゃないかなと思いますね。あんだけ大量に核兵器をこさえてまだ使ってないところを見れば、そうであってほしいなぁと切に思います。
少し落ち着いてから駅に向かいます。お腹も空いて来ました。
さっきよりも路面電車が誇らしく見えます。相生橋を渡って帰路に付きました。
出発も迫っていたので、お好み村のしんちゃんにおじゃましました。
広島のお好み焼き屋さんの名前が〜ちゃん、が多いのは、夫に先立たれた未亡人がお好み焼き屋さんを始めた事に由来するのだそうです。
広島風のお好み焼きの最大の特徴は、マヨネーズを使わないことだと思えます。
また、具材を生地に混ぜて焼くのではなく、素材の層を活かして、若しくは生地と併せ焼くので、全体として結構な厚みになります。
コンパクトに見えるんですけど、えんぞう大食いですが一人前でたらふくです。
オタフクソースを好きなだけ投下して原型をとどめた具材を楽しみながら頂く、関西風とはまたひと味違った、それでいて極上なソウルフードを賜りました。
後ろ髪を引かれつつ16時発ののぞみに乗っかって帝都に向かいます。
短い滞在でしたが、沢山の事を学びました。
広島のみんなありがとう!また来るね!
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