こんにちは、新納です。Instagram見ていると皆さんうまくエフェクトを使っていて感心しますね!
前回は不肖私の自己紹介だったのでちょっと技術的なお話をしたいと思います。
「ノイズ」って時々耳にする言葉だと思います。ノイズ系アプリも結構多いわけで、粒状性を出してフィルムぽくしたり、
ざらついた粗いイメージを作れたりするわけです。
しかーしなのです!ノイズを単にざらつかせるだけのツールと思っていませんか?
もしそうだとしたらノイズの利点を8割無視していることになるんです。
ノイズをうまく使えるとそれだけで写真の出来も2ランクあがります(当社比)。
ノイズはワンダフルなスパイスなのです。
私は写真展などで大きなプリントを制作するのですが、
適度なノイズはデジタル画像に立体感を出し、
また加工してトーンジャンプなどのデータ破損を隠してくれたりします。
トーンジャンプてのは下の写真で空を見てもらえれば分かるように、無理矢理明るくしたり、加工を繰り返して変なグラデーションが出来てしまう事です。

4Sデフォルトカメラ

photopower作例1

photopower作例2
データはなにか加工する度に劣化します。なのでなるべく作りたいイメージ目指して最短ルートで行くのが望ましいんです。
今回はちょっと僕が良く使うPhotoPowerで無理矢理再現してみました。ノーマルにiPhoneで撮った写真に比べておかしいのは一目瞭然ですね。
ここまでひどいとノイズでごまかしたりはできないですけど。ちなみにですがこのPhotoPowerの機能とんでもないですね。
Macで普段Photoshop使っている人なら多機能さにびっくり。個人的にアプリはスマートなのがいいと思うので、色々出来すぎるのもどうかと思いますが・・・。
※photopowerは無料アプリです。下記より。

僕がお勧めするノイズアプリはCool fx。ここは他にも便利なfxシリーズがを出している所で僕は全部入れてます。
なにかと微調整できるので前々から愛用しています。

ノイズ以外も実は優れもの。
若干5298 500ASAとか暗号めいている気がしますが、サムネイルでだいたい分かります。
選択後さらに微調整ができます。

ただこれだけでは完結しないと思うので、なにか他のアプリへの橋渡しだと考えた方がいいかもしれません。つまりスパイス。
例えばモノクロ系のSpicaに渡すとこんな違いになります。Spicaはハイコントラストのモノクロ写真にしてくれるんですけど、ノイズのせてからやるかどうかでかなり変わると思います。

Spicaノーマル。森山大道モード的アプリ。

Cool fxでノイズ入れてからSpicaで加工。
もちろんわざとデータ壊して楽しむのもありなので、参考にして自分なりの写真を作ってくださいね。
Spicaはこちら。

Cool fxはこちら。

(編集後記)
えんぞう:
ノイズを巧く使うと2ランクUP、
というところで、
具体的にはどういうケースにどう使うとよいのか、
みたいな箇条書きレベルでもいいのでヒントが有るとすげーいいと思いました。
新納:
そうですね。どんな写真でもノイズというスパイスがあると立体感でるんですね。
でもあくまでスパイスだから程々に使うのがみそなんです。人なら本当に弱く、街の景色だと多めにしてもいいかもしれません。
夜の写真はぶれてしまいがち、そんな時はそれを逆手にとってノイズいれたSpicaはクールです。
もし加工していておかしくなってしまったら、ノイズ加えてみるといい感じになることもあります。
えんぞう:
スピカって僕これ欲しさにiPhoneにした勢いがあるんですけど、
あれって写真の現像工程や感材の何をエミュレートしたもので、
それによってどうなるんか、みたいなのは個人としても読みたいなと思いましたです。
新納:
これはまじで専門的な話になってまいますよ。
暗室とかの話からはじまるとおもいますがちょっとこれはまたの機会に。人気記事ベスト10だぜ。:
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